院長ブログ「後部硝子体剥離 飛蚊症とは」

2019.12.12ブログ

 

後部硝子体剥離とは

 

 

 

目の中には硝子体という卵の白身のようなドロドロした部分があります。若いころは、硝子体は目の中全体に充満して目の奥の網膜にくっついています。しかし主に加齢が原因で、硝子体がくっついていた網膜から剥がれることがあります。それが後部硝子体剥離と呼ばれる状態です。

剥がれるときに、硝子体に濁りがでることが多いです。濁りの程度は人それぞれで違い、「黒い点がいくつか見える」、「輪のようなものが見える」「全体が白く霞んでいる」など症状は様々です。硝子体は目の中で動くので、濁りも目を動かすと動きます。よって黒いものが動いて見える「飛蚊症」がおこるのです。

 

治療法は残念ながらありませんが、濁りは薄くなったり、動いて目の中の端に移動すると見えなくなることがあります。

 

注意点としては、後部硝子体剥離がおこるときに網膜を引っ張って、網膜に穴があくことがまれにあります。網膜に穴があくと、網膜剥離という失明につながるような病気になることがあります。飛蚊症が初めてでた場合は、散瞳検査をお勧めしています。

 

飛蚊症のほとんどは後部硝子体剥離が原因ですが、網膜剥離、糖尿病網膜症、硝子体出血、ブドウ膜炎なども原因となります。

詳しい説明をご希望の方はいつでもお尋ねください。