小児眼科
小児眼科とは
小児期は体の成長とともに、視機能も発達していく大切な時期です。目に入る情報を脳が記憶し、「見る」という機能が養われます。しかし、正しく見えない状態のままでは、視覚の発達が妨げられてしまう恐れがあるのです。
視覚の発達のタイムリミットは小学校低学年までといわれており、それまでにお子様の目の状態をチェックし、視力を十分に発達させることが重要です。お子様の目に関する違和感は決して放置せず、できるだけ早く当クリニックをご利用ください。
当クリニックでは視能訓練士が対応する「小児相談外来」を設置しておりますのでお気軽にご相談ください。
このような症状がある場合は
検査をおすすめします
- テレビを前の方で見る
- 目を細めて見ている
- 目が寄っている
- 視線が合わない
- 片目をつむっている
- 涙や目やにが多い
当院の特徴
視能訓練士が在籍
国家資格である「視能訓練士(ORT)」は、眼科検査のスペシャリストです。視力検査、精密眼圧検査、視野検査、斜視・弱視検査など、さまざまな検査を専門的に扱っています。また、視能訓練士の在籍により、新生児や乳児の視力検査にも対応可能です。高度な技術と専門的な知識を最大限に活用し、スピーディーかつ正確な検査を提供いたします。
当クリニックでは、視力の異常や3歳児検診などで指摘された方がない方でもお気軽に気になることをご相談頂ける「小児相談外来」を設けております。ご予約の際に「小児相談外来希望」とお伝えください。時間帯は11:30~、16:00~、16:30~ごろをお勧めしております。
子どもがかかりやすい目の病気
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結膜炎
結膜炎は特にお子様に多い目の病気です。原因は細菌やアレルギーなどさまざまであり、はやり目の場合はウイルスを介して他人に感染する恐れもあります。
ウイルス性結膜炎を発症すると、角膜が濁るといった後遺症が視力障害を引き起こす症例もあるため、眼科に早めの相談が大切です。 -
斜視・弱視
「斜視」とは真正面を向いているにもかかわらず、片方の目の向きがずれている状態です。小児期の寄り目は「偽斜視」がほとんどですが、なかには斜視であるケースもあります。お子様の斜視は気づきにくく、斜視を放置した結果、弱視になるリスクもあるため、定期的な眼科検診が大切です。
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屈折異常(近視・遠視・乱視)
お子様は目の中で働く筋肉の力が強く、無理にピントを調節して見ようとする場合が多くあります。見えにくいという自覚はほとんどなく、視力の低下を認識できていない可能性があるのです。小さい頃からずっとその見え方であるため、違和感を訴えることもできません。眼科で精密な検査を受け、早めの治療を大切にしましょう。
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鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)
目と鼻をつなぐ「鼻涙管」が、生まれつき細かったり閉じていたりすると、涙が常にこぼれている状態になります。生後6か月~1歳にかけて、約8割以上は鼻涙管が自然に開きますが、そうでないお子様もいらっしゃいます。片方の目だけに発症するケースが多く、お子様の涙目や目やにが気になる場合はお早めにご相談ください。
早めに眼科検診を
お子様の目の異常は外見から判断しにくく、症状に気づくのが遅れて重症化するケースがあります。何か気になる症状があれば、放置せずに眼科で精密検査をご利用いただくことがおすすめです。また、弱視に関しては、4歳までに治療を開始すれば95%以上、7歳までは75%以上が十分な治療効果が見込めるという報告があります。お子様の将来の健康な毎日のために、当クリニックが治療を通してサポートしてまいります。